腸内環境とダイエットには深い関係があるってご存じでしたか?
腸内環境を整えることが、肥満にブレーキをかける近道かもしれません。
腸内細菌を育てて健康的なボディを手に入れましょう!
腸内環境とダイエットには深い関係があります。
腸内環境を整えるために対策することを、最近では「腸活」と呼ぶことがありますね。
運動をする、睡眠をしっかりとる、といったものから、腸内細菌が好む食材を日々の食事に取り入れることから腸内細菌そのものを摂取するというものまで、腸活にはさまざまな方法があります。
腸内細菌に働きかけることで、体に良いさまざまな作用が働くことが明らかになってきています。
腸内環境が整えば、体が健康になる、体に良い効果が得られる、と「腸活」は注目を集めています。
ダイエットも例外ではありません。
良い腸内環境を保つことは、健康、長寿につながると期待されています。
つまり、不健康を呼び寄せる肥満から脱却するために腸内環境を整えることは、結果的にダイエットに繋がる、と言い換えることもできそうです。
●腸内環境について詳しく知る → 腸内環境を整えるカギは「善玉菌」
肥満は、脂肪細胞が血中を流れている脂肪を取り込み、肥大化することで起こりますが、脂肪細胞が短鎖脂肪酸を感知すると、脂肪の取り込みをやめることが分かっています。
つまり、体に蓄えられる脂肪は、短鎖脂肪酸の量によって変わってくる可能性がある、ということです。
短鎖脂肪酸とは、腸内細菌によって作られる酸のことで「酪酸」「酢酸」「プロピオン酸」などの種類があります。
大腸内で、特定の腸内細菌が食物繊維を分解・発酵し、短鎖脂肪酸を作ります。
腸は消化器官で食べたものを消化、栄養を吸収し、最後には残ったカスを便として排出しています。
その腸の働きも、腸内細菌の性質によって左右されます。
腸内環境、つまり、腸内細菌の働きの良し悪しに、私たち宿主の体調も影響を受けているのです。
腸内環境がよいと、短鎖脂肪酸も多く作られます。
短鎖脂肪酸は大腸内で重要な役割をしています。
短鎖脂肪酸は、体に悪い影響を及ぼす腸内の悪玉菌の活動を抑制したり、大腸のエネルギー源となったりと、腸内環境の改善にも様々な役割を担っています。
そして、短鎖脂肪酸は大腸内だけではなく、腸から吸収され、脂肪細胞に影響を与えるなど全身の調子に関わっているのです。
短鎖脂肪酸は、健康長寿をはじめ、ダイエットの強い味方になりうる存在かもしれませんね。
●短鎖脂肪酸について詳しく知る → 酪酸菌で短鎖脂肪酸を増やす!健康な大腸を目指そう
【参考記事】
コラム4 – 腸内細菌が肥満を予防?カギは短鎖脂肪酸
監修:株式会社サイキンソー
管理栄養士免許、NR・サプリメントアドバイザー資格保有。
大学卒業後、サプリメントのOEM企画開発の会社に入社。機能性成分や商品作りのプロセスについて学ぶ。その後、株式会社メタボリックに転職し、商品企画開発室にて様々な商品を企画開発中。
管理栄養士 T